蓄電池を導入する理由の一つに、比較的安価である夜間電力を有効活用するためというものがあります。
電気は基本的には蓄えておくことができないため、昼間であろうが夜間であろうがほぼ一定量を常に発電し続けているのが現状ですが、夜は当然のこととして需要が少なく、電力会社としては値段を下げてでもできるだけ夜間に利用してもらいたいと思っています。
この反面、日中は比較的高い料金が設定されているわけです。
蓄電池を導入することで、夜間の安い電気で充電を行い、日中はそこから放電して賄うことが期待できます。
もちろん、これだけでいわゆる元が取れるかというと難しい側面はあります。
確かに夜間の電気代は安いとはいえ決して無料ではありませんし、多くを充電しておこうと思えばそれだけ容量も大きなものが必要になり、当然ながら価格も高くなりますし、劣化の問題も発生します。
しかし、他のメリットと組み合わせることは考えておいて良いでしょう。
ソーラーパネルを屋根に設置すれば住居内で利用する電力を賄うことができる、これに蓄電池を接続しておけば夜間照明などで活用ができたり、災害時の電力確保にも繋がるなどのメリットがあります。
最近は、容量も大きく高寿命といわれている蓄電池が登場しており需要が増えることで価格も下がるなどから太陽光発電設備を導入している人はもちろん、これから設備を導入する人も視野に入れているケースは多いといえましょう。
ただ、太陽光発電の要ともいえるソーラーパネルと蓄電池は相性を考えて選択しなければ十分なパワーを発揮させることはできません。
ちなみに、同じメーカーの製品に揃えておけば良いのではないか、このような考えを持つ人も多いかと思われますが同一メーカー品ではなくても異なるメーカーのソーラーパネルと蓄電池でも十分威力を発揮してくれます。
このとき、両者の相性がどのくらい良いのかこれを重視した上でどのような製品を導入するのが良いのかを考えるようにしましょう。
◎2023/6/15
情報を追加しました。
◎2022/8/20
情報を更新しました。
>住宅に蓄電池を完備することで得られるメリットは豊富にあります
>蓄電池を使う中でデメリットになってしまう部分とは
>蓄電池の補助金にはどういったものがあるのか
>メーカーによって特徴が異なる蓄電池を上手に利用
>光熱費の節約に繋がる太陽光発電と蓄電池の普及
◎2022/1/13
蓄電池に貯められる電気容量のページを追加しました
◎2021/10/12
夜間電力と蓄電池の利用のページを追加しました
◎2021/8/31
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